教科書から
教科書では
と を計算し、
その結果から
「正負の数でわることは、その数の逆数をかけることと同じである。」と結論づけている。
授業で念のために分数でのわり算の確認をしたところ反応が良くない。
「分数でわるときは、わり算をかけ算になおすんだったよね。」
生徒「・・・」
・・・というわけで、分数のわり算の復習をした。
わる数の分母と分子をひっくり返してかける理由はなぜなのか・・・?
以下に説明しておくのでどうぞ
4の中に がいくつあるかを求める計算が
いま図のように、1を3等分すると、4の中にが
12個あることが分かる。
はが2個集まったものだから、
12個のを2個ずつの組にすると
12÷2=6で6個あるからは4の中に6個ある。
したがって
この例で、はになることを確認してから、
「わられる数が何であっても、○○」も成り立つことを次のように説明した。
まずわり算の確認から
6÷3=2 の答えが正しいことはどうやって確認するかというと・・・。
「2×3の結果が6になればいい」
だから○○が正しいことは
この式を逆にたどって
(○)の結果が○と一致すればよい。
とはたがいに逆数だから積は1
したがって(○)=○×1=○
となる。逆数の威力が分かっただろうか?
ここらあたりで同じ事を
でやってみる。さっきの説明と同じ事を各自で試みて欲しい。
こうして、
「正負の数でわることは、その数の逆数をかけることと同じである。」とまとめる。